信玄餅

山梨定番のおみやげに信玄餅っつーのがある。
黄粉がまぶしてある餅に黒蜜をかけて、食べるアレだ。
先月知ったのだが、この信玄餅「桔梗屋信玄餅」と
「信玄餅（金精軒）」の二種類があるらしい。

一般的に広く認知されてるのは、
「桔梗屋信玄餅」なのだが、 元祖にあたるのは
「信玄餅（金精軒）」だとの事。
確かにネットで、写真を見ても金精軒のは記憶にない。
パチモンが本家を喰ってしまった、信玄餅。
どっちが美味しいのか気になるトコ。
な、ワケで8月の休みにちょっくら山梨まで行って食べ比べを
してみた。

・餅
　「桔梗屋」の餅は、全体的に粘り気も少なくやわらかい
　団子のような食感。
　「金精軒」の方は、粘りも強く餅に近いが「桔梗屋」を
　食べた後だと、若干食べづらさを感じてしまった。

・黒蜜
　「桔梗屋」は黒蜜を売りにしているらしいのだが、
　金精軒のモノと比べると甘すぎる気が、和菓子の甘さ
　というよりは駄菓子の甘さか？

・黄粉
　「金精軒」の黄粉の方が、粒が細かく香りが強い。
　そして粒が細かいからか、黒蜜と混ざりが良い。
　「桔梗屋」の場合は粒が粗いからか、黒蜜となかなか
　合わさらず、食べ終わった後に黄粉と黒蜜が残ってしま
　うが、「金精軒」の方は餅と一緒に大体なくなっていた。
　食べ方の問題もあるだろうけど、「桔梗屋」の場合、
　黄粉と黒蜜はいつも残ってしまう。

まるで美味しんぼな展開で、おもしろくもなんともないけど、
やっぱり美味しいのは本家の方だった。
餅のねちょつき感が嫌い人や、甘い黒蜜が好みの人には
「桔梗屋」もお薦めだけど、総合的にみたら「金精軒」の
勝ちだなと思った。

ちなみにこの信玄餅よりも先に発売された、
出陣餅というのが新潟にあるらしい。