友情

tamaru132006-06-19

ホントはこの内容は、マンガで書きたかったんだけどね、
ちょっとスケジュール的に手をつけられそうにないから、
絵日記で片付けちゃおうかなと。
最近まったくマンガ描けてませんね、アハハハ。

高校2年生の頃の秋のお話。
夏休み〜文化祭となんとなーく、クラスで上手くやってた
オレなんだけどれど、修学旅行を前にして気持ちに変化が
出てきてしまう。
クラスで仲良かった田中(仮名)、どーもこいつの事が気に入らなくなってきてしまった。

クラス替え当初「タマル、これからはロックロールだぜ!」
と、当時にしてみたら古いのが新しいのか、それともただ古いだけなのか今でもなんだか解らないけど、自信だけはある。
そんな彼の生き様に、デススポイル キャッチ ザ ハート。
廊下で朝から、ツイスト踊らされたりしてしまっていた。

それが、男気全快!我儘全快!気がつけばそんな田中にイライライラ。田中の事をきっかけにして、クラスそのものが気に入らなくなっていて、教室では一人でいる事が多くなっていた。
っつーワケで、やっぱり田中が気に入らないっつー、別のクラスの鬼塚(仮名)ってのと
田中の悪口、まぁ陰口ですね、を学校帰りなんかに話してたんだ。それがそのままグチ大会で終われば良かったんだけど、当時の若さか・・・「じゃ、シメちゃおうぜ」な話になってしまった。

「2対1かぁ、どんなだんどりなんだ?」と、
シメ未経験のオレは、ただ鬼塚にまかせるまま。
とりあえず、オレと鬼塚で田中をトイレに呼び出す。
鬼塚の「テメェむかつくんだよー」をゴングに田中をボコボコ。ちなみにオレは見てるだけ。
いつまでたっても手をださない田中に、イラだったのか、
殴ってテンションが上がってしまったのか、鬼塚の口から

鬼「オメェ、タマルをハブにして可哀想だろうよ!」

え・・・・!オレの為???
いや、ハブになったのはむしろオレが離れていったからなんだけど・・・。

鬼「タマルの事もっと考えてやれよ!!」

田「考えてるよ!だから体育の時とか、タマルが一人の時は
  声かけたりしてんだぜ!!!」

あ、オレ悪者・・・しかも自分で手をくだしもしない。後ろで見てるだけ。これじゃ、ただの悪党ですよ。
オレ、鬼塚になんか変な事言っちゃったのかなぁ、アイツもむかつく、オレもむかつく、これが今回のキモじゃないんすか??鬼塚はオレの為に・・・田中はオレの為に・・・

ああ、愛されてますオレ。

その後は頭ん中真っ白で何がなんだか解らないまま、家路へ。

「田中はイイ奴です、すごくイイ奴でした」