雨が降ると
高校時代の二年間、ずずずーっと片想いしてた
女の子がいた。
三年間同じクラスだったんだけど、おとなしい子で
普段の生活ではまるで接点がないような子だった。
そんな彼女と初めて会話らしい会話をしたのが、
高校二年の文化祭の準備中。
外は台風?号のせいで、大雨。
帰り道、どしゃ降りの雨で道路は水浸しだったけど。
ボクの心は透き通っていたのだよ。
結局二年間告白しつづけて、それでも最後はダメだったけど、
ボクにとっては貴重な体験だった。
なんて言うとウマくまとまっちゃうんだけど、
ホントのトコロは重い荷物をしょっちゃったなっつーか、
ウマイ逃げドコ見つけちゃったなっつーか。
ともかく、ボクの後ろ向き人生が始まったのも
高校二年の文化祭の準備中だったのかもしれない。